あがり症はどうやって克服する?
あがり症で悩んでいる人の中には、どういった感じで克服しようかと思い悩んでいるケースもよく耳にします。ここでは、あがり症の克服方法(選択を誤ると、取り返しのつかないことになることもあるかもしれません)を紹介していきましょう。
克服する方法のひとつとして、薬物を使用する方法があります。向精神薬という中枢神経系に作用して精神に影響を及ぼす薬を服用することで、あがり症を克服する「きっかけ」を作っていくのです。向精神薬は、抗うつ剤や精神安定剤、睡眠剤などといった薬のことで、主に精神科で処方されます。また、β遮断薬と言った神経伝達物質に作用して発汗や動悸などを引き起こしてしまう症状を抑える薬を服用することも、方法の一つに挙げられます。
ただ、このような薬での治療だけではなく、心理療法(サイコセラピーとか、精神療法と呼ねれることもあります)との併用があがり症の克服には重要です。薬物の服用で効果を有するのは、あがり症の症状(その程度やどんなものがというと、人によって個人差があるでしょう)が出てしまうといった不安(あまりにも頻繁に強く感じるようなら、カウンセリングなどが必要かもしれませんね)を軽減する事であり、あがり症自体を完治させる効果はありません。
あがり症といった症状が心にしっかりと根付いてしまっているために、それを取り除くには薬だけでは十分な効果が得られないのです。あがり症を克服するためには、これまでとは別の考え方、行動を学ぶ必要があるでしょう。この心理療法(最近では、神経言語プログラミングやヒプノセラピーなどもよく知られています)がどういった感じで行われるのかというと、あがり症にお悩みの人に対して、精神的なアドバイスやバックUPをしていくことになります。
あがり症の人が、あがってしまうという状況から逃げ出さないという事が、何より大切なことなのです。そのためには、すこしずつ、物事の見方や捉え方、考え方を学んでもらい、社交能力を育てて、あがってしまう状況に自ら立ち向かっていけるようにするのです。